1959年の国連決議に基づき、国連宇宙空間平和利用委員会が中心となって作成した宇宙法(宇宙5条約)は、宇宙空間とその利用に関する国際法である。
宇宙活動の規模拡大、関連技術開発や商業化の一層の促進が予想される状況に鑑み、慶應義塾大学において国際法及び宇宙法研究を専門領域とする研究者グループを中心に、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力を得て、分野横断型の研究拠点を2012年4月に開設した。
研究所設置の目的は、
- 1.宇宙活動における諸問題に対する法的視点からの検討と対処方法の提案
- 2.日本における宇宙法研究水準の向上
- 3.宇宙法分野における実務家および研究者の養成への寄与
- 4.アジアにおける宇宙法分野の能力開発への貢献